音の個人主義 |
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| はい。
今日は月曜ですよね。 なんか最早曜日感覚が希薄になりつつありますね。
さて実家の方にも250ccのオフロードバイクが眠っているのですが、夏以来だからエンジン掛からないだろうなあ。 キックじゃないけれど、カワサキだし・・・
まぁその前に、もう少し暖かくなってからの方が快適ですよね。 今日だって、雪が降りました。
まぁまだ3月半ばでございますからね、今年も雪の量は多かったけれど、概ね例年通り気温は右肩上がり、だと思います。 いかんせんぐずついてはいますがね。
さて今日は何の話をしましょうね。 引きこもってたから、特に話題もないのですけれど。
家にある、というか放置されてた30年前のギターですが、所謂ジャパンビンテージなのかもわかりませんが、有名なブランドでもなければ取り立てて高価なものでもない。
そういうのも、時を経ればビンテージ扱いなのでしょうか?
昨日は、音の違いなんて良く分からんと書きました。 しかし、やっぱりこう、響く感じがするんですよね。木の所為、もとい気の所為かも分かりませんけれど。
音は言葉じゃ表せないものですから、ここで長々と書くのは意味がないのですが、明確な差というものは確かにあるものです。
音の要素としては、「音の立ち上がり」「広がり」「硬さ」「音の粒」「粗さ」「伸び」「甘い」などなど、実に抽象的ですよね。
こう言うのって、良く楽器の本に書いてあるんですけれども、初心者には何を指しているのか全く理解不能です。 かく言う僕も、正しい使用方法なんて知らないのですが、「なんとなくコレのことを言ってるのかな?」という程度の認識ですね。
僕なりに当てはめて見て、以下のように解釈してるのですが。
・「立ち上がりが速い」→リアクションが速い。うーん、なんというか、こう、タイムラグが少なくて(もともと殆どないんだけど)、材質に大きく左右されると思う。立ち上がりが速いと、音の輪郭がハッキリ出てくるから硬い音になると思う。スラップとかで、ガツンと出てくるのは立ち上がりが速い。逆に、「立ち上がりが遅い」っていうのはローズウッドとかのストラト系がそういう傾向だと思う。
・「広がり」→アコースティック的な残響というか、やっぱり「高域がよく響く」っていうことかな。中域がもっさりしてると、あんまり響かないと思う。煌びやかな音が、細部まで伝わる感じ。
・「硬い」→チャキッとした感じ。テレキャスの音は「硬い」。カッティングに向くと思う。硬すぎると、キンキンするかも。これは材質もあるけどPUの影響も大きいかな。
・「音の粒」→ベースでよく使うかも。「音の粒が揃う」とかっていうけど、「音の粒」って何やねんっていう話ですよね。多分音の粒っていうのはよくフィンガーピッキングの、音の均一さを表す言葉。同じ粒でも「粗い」っていうのとは、また別の表現。
・「粗さ」→歪み系エフェクターで多用する気がする。いわゆる「ジャリ」っとした音ってのは、粒が粗いと思う。ディストーションとかね。ODには余り使われないと思う。
・「伸び」→サステインの俗称かな。でも一般的なサステインは、僕個人的な定義ではハイフレット・高音弦での音の長さ、かな。でも「伸び」っていうのは、むしろ低音側の音の長さだと思うんだよなぁ。
・「甘い」→真空管のアンプを通した時のような、絶妙な中域の盛り上がりのある音。レスポールなんかの、クリーン~クランチなんてのは涎が出るほど甘い。
とまあこんな具合に、「~的な」「だと思う」「気がする」「感じ」っていうののオンパレードですけれども、実際には合ってるのかすら謎ですね。
しかしながら今聴いている音が、本当に相手と同じ音かどうかなんて確かめることは不可能なわけです。
例えば、上の語句をプロに説明してもらったとしても、 「ハイ、今聴いている音が、『甘い』音で~す」 なんて言われたら軽く殺意を覚えますよね☆
結局、音なんてのは言葉にする方が愚かしいことなのであって、どちらにしてもその音を甘いととるか硬いととるかも、当人の感性に全てが依存しているのだから、他の人と違っていても良いのですね。
まあ、古来より、『大多数と異なる者は異常者』という決まりもありますからね。 大多数の聞く音と違う音に聞こえる場合は、『感性』などと言われずに病気だの異常者だの言われるんですよ。
これはホントに古からそういうモノなのだから、顔を背けようったって脈々と続くものです。
まぁそんなことは置いといて。
偏に『甘い』と言っても、その甘い中でも違いがあるんですよね。 甘さを構成する要素としては、砂糖がありますが、砂糖は絶縁体だから電化製品が壊れますね。
という冗談はさておき。 アンプやエフェクター、ギターやピックアップ、配線、シールド、弦・・・などなど、『甘さ』というのは割と顕著なキャラクターですから、関わる要素も多いですね。 逆に同じPUでも、ギターの種類によって音のキャラクターは変わりますね。材質や形状、面積やパーツが関係しています。
ギターやベースを買うなら、一本目は完全に見た目だけで決めていいです。断言します。 2本目は、それの音と正反対のものを買ってみるといいかも知れませんね。
正反対、などと言ってもこれも抽象的なので詳しくは言えないのですが、『甘い』の次は『硬い』とか、『硬い』の次は『広がる』とか、そういう要素を知って行くことで、本当に自分が望む音の輪郭が見えてきます。
とまぁ、偉そうに語ったところで僕は初心者なので、これは戯言として、間違っていても寛大な心で見逃してほしいところです。
初心者と中級者とのラインは、『音楽理論を学んでいるかどうか』だと聞いたことがあります。 まぁプロの中には、理論なんかクソくらえ!っていう人もいますけどね。
そうなると、ジャズやる人はいきおい中級者ってことになりますね。 まぁそれは置いといて、僕は理論やってないので初心者ですね。
いや、理論やるかどうか以前に腕が中級者というにはお粗末すぎるのですが・・・
ではまた。
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2010年3月15日(月)22:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音談義 | 管理
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