イヤホンの話 ~すごいね!ノイズキャンセリング! |
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| はい。
秋は目にも舌にも美味しくて、一年で最も楽しめる季節ではないでしょうか。
今日は箱で秋の稔りが届いた訳ですけれども、サツマイモや柿、ミカン、梨、リンゴ、トマトなどなど色が鮮やかで秋というものを実感いたしました。
考えてみれば、今は年がら年中食べたい時に好きなものを食べられますが、季節というものがあってこその旬ですからね。秋は食べ物を楽しむのが正しいのです。
まぁ気候的にも涼しく穏やかですので、睡眠の秋、読書の秋…とまぁ何につけても秋は最適な季節なわけですね。
さてイヤホンが逝きました。性能的にはイケるのですが、イヤーパッドというのですか、カナル式のアレが無くなったので、もう使えません。 そこで新しくイヤホンが欲しいのですけれども、どれがいいか悩むところ。まぁ2000円クラスじゃ底辺ですけども、1000円よりは些かマシでしょうか。 音にこだわるなら一万円以上は見積もらなくてはいけませんが、僕はそこまで拘らないのでね、普通くらいに良いものを見つけたいと思います。
半導体製品は目に見えて価格が下がってゆくのに対して、こういった音響機器は依然高いままですよね。技術の進歩とかはあっても量産体制が変わらないからでしょうか。
技術の進歩ってのは、やっぱりノイズキャンセラーが進歩してますね。 音ってのはすべてサイン波で構成されてますから、これを打ち消すサイン波を出してやればぶつかり合ってゼロになる、という仕組みです。
周りがうるさいからって爆音で聞くのでは、音楽を楽しむというより音漏れによる相手への警告的な行為になりそうですし、自分も相手も得をするわけでないのです。だから相手が煩いならこっちで消してしまえばいい。
しかしノイズキャンセルの仕組みから分かるように、音を打ち消すのには音を解析しなければなりませんから、当然のことながら時間がかかるわけです。つまり、NCは何でも音を低減できるのではなく、得手不得手があります。
例えばノイズという名の通り、いつも同じ大きさで鳴っている音に対しては有効です。飛行機の中、電車の中、エアコンの音… 共通しているのは「ゴー」という低音ですけれども、こういうものは得意です。 逆に苦手なのが、大きさの変わる音。たとえば話声、車の通る音、雷の音、あと高い音も苦手なようです。
低い音というのは波長が長いですから、解析に時間がかかっても間に合うのですけれども、高い音ってのは波長が短いから解析しても間に合わない。だから技術的に不可能なのだそうです。
ついでにいえばNCに音を登録することでキャンセルするものもあります。これはわざわざ解析するより楽だから、あらかじめ地下鉄の周波数などを記録しておいて、地下鉄に乗ったらその付近でキャンセルする、という感じ。
ノイズキャンセラーだからってなんでもキャンセルできると思う人もいますが、それは間違いなんですね。
僕はうるさいのは好きではないのでノイズキャンセラーには随分と憧れています。 そこでNC機能付きで検索しましたところ、わりと気になるものが。いろんな意味で。
多摩電子工業という聞きなれないメーカーですけれども、これのZ-308というモデル。再安で980円という低価格にも関わらず、ノイズキャンセラー付きだという。 高音はあまり出ないものの、980円以上の価値は期待できそう。
でも今回はイヤホンを狙っているので却下。
続きましてPanasonicのRP-HC30こちらはメーカーは有名な日本のアレですけれども、製品としての評判は芳しくないご様子。 なにやらNC機能をONにしても効果を感じられないとか。無名メーカーも怖いですが、有名でも効果がなけりゃ意味ないですもんね。
続きましてSONY、泣く子も黙る大企業でございます。ソニーは色々とNC機能付きイヤホン等だしてますけれども、ウォークマン本体にNC機能があり、イヤホン側にバッテリー無しでNC機能を使えるのはとても良いと思いました。 ただ問題なのは、NC機能をONにしても全く効果を感じられなかったという… むしろフィルターが掛かったような圧迫感を感じました。 まぁこれは置いといて。
MDR-NC22 MDR-NC32NX MDR-NC33 MDR-NC300D
が気になります。MDR-NC22で約5000円、33でも5000円ちょいです。ちなみに22と33で性能差はないです。
通常のNC製品は、イヤホンの場合、電池を収納する部分が首元に来ます。したがって割と重いものですからその重さでイヤホンや耳に負担がかかって快適とは言えないかも知れません。走ってるとポロっと落ちたりしますし。MDR-NC32NXで6500円ですが、これは首掛け式ですので僕としてはポイント高いです。しかしちょっと古いのが、今の製品と比べてどう変わるか。
MDR-NC300Dはデジタルアンプでソニー曰く「周囲からの騒音を約98.4%低減」。まぁその分お高く出来ておりまして、1万9千円近くします。これはもう予算オーバーですけども、性能的にはかなりのものだそうです。ノイズキャンセルにこだわるのだったら、イヤホンじゃなくてヘッドホンにするべきなのですけれども。
評判がいいのはBOSEの「QuietComfort シリーズ」です。プロの音響屋さんや、飛行機のパイロットも認めるレベルのクオリティというと、すごいものですね。 しかしながらクワイエットコンフォート15、これが4万円でございます。さすがに手が出ないですよ。
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2009年10月10日(土)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日常 | 管理
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