君と僕と幼女(Ⅱ)
 
犯罪者になるつもりは毛頭ないというのだ。ベーシストよ、変態であれ!
 


Purple Haze ~紫電一閃

はい。

なんだか天気が良くないので、僕の元気もないです。
とても疲れたような気がします。



南西の空が明滅している。

そう思って、僕は帰宅途中、わざわざ海沿いの、車を止められる場所を見つけて停めた。
そうして稲光をずっと、ずっと見ていた。

墨のような海と黒煙のような空が、時折光っては目に焼きつくその模様は、なかなか奇麗と思う。

黒い雲のストロボのなかを、一機の飛行機が飛んでゆく。



竜巻が来るのだそうだ。
バイクを、風が来ない場所に移動させなくてはならない。
Dトラは倒れやすいのだ。今までも、朝起きてみれば倒れていることが数回あった。

そうやって玄関を出ると、ひとつの奇妙なことに気が付く。

凪。

僕は悪い予感がして、隠れるようにバイクを移動してはそそくさと家に入った。

まるで津波の前の引潮のような、まったくの凪だった。



今日は打ち込みする元気がでない。
稲光を見ていたときには、帰ったらきっとやろうと思っていた。

油やけしたような、とにかく衣を厚着したトンカツを食った。
案の定、胸やけがする。

生クリームと、あずきののったパフェが食いたい。



寝ることにする。



2009年10月29日(木)20:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日常 | 管理

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