ツーリング/同志/死神/寿命 |
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| はい。
今日はツーリングに行ってきました。
朝3時半起床、4時出発です。
3時半は朝っていうのか知らん。
とりあえず写真を1枚。
僕のバイクは影が薄い
久々に晴れました。すごく、眩しかったです。 しかし、気温はなまら低い。
7℃ですよ7℃。
真冬の格好して行って玄関出たら意外と寒くなかったので、「やりすぎたか」 と思って走り出したら、もう寒いのなんのって。
手の感覚は無くなるし、とにかくガタガタ震えながら走りました。
いやあ、真冬装備してきて良かったね。 グローブが夏用だったので、手へのダメージが大きかったのですね。
バイク乗らない人には理解できない娯楽ですよ。
一回事故れば死ぬかもしれない、転倒が怪我に直結、タチゴケでも精神的ダメージ、寒い、冷たい、尻が痛い、股間が痛い、肩が凝る、雨にぬれる、気を使う、などなど。
とにかくバイクってのは、気を遣います。
でも、そういうデメリットこそがメリットなのであって、だからこそ楽しいんですよ。
2010年5月20日 [ミニマムモビリティ]2030年、2輪の世界 http://car.jp.msn.com/new/news.aspx/root=au006/article=22222/?page=1&genre=2 より抜粋 スズキ・守谷氏:「不完全な乗り物であるところにオートバイの楽しみがある。公共交通の反対側にある極めてパーソナルな乗り物として、時代やライダーの年齢に応じたバイクを開発していきたい。一時期は安全をタブー視してきた感も否めないが、これからは転ばないバイクや危険を回避する制御システムなどの開発にも取り組んでいきたい」。
ここまで
ありとあらゆる乗り物の中で、もっともパーソナル、つまり個人的な乗り物こそがバイクなんです。
バイクとは不完全でなければならないとすら、僕は思う。
人間が操ることでしか得られない悦びがある。
完全なバイクとは、転ばず、障害物を自動で回避し、スピードは出ず、急加速も急減速もしないし、振動は全くなく、音は限りなく静かで、変速は自動でショックなどありえないし、座り心地も良く、荷物も沢山つめるし、寒くなく暑くもなく、風も当たらなければ陽の光も当たらない。
そんなつまらない乗り物、僕は乗りません。
転ぶものを転ばないように乗るのが楽しい。 極小排気量で、人間ではありえない速度で走るのが楽しい。 変速を自分でするから楽しい。 冬に乗れないからこそ、夏が楽しい。
そういうものでしょう、バイクっていうのは。 そりゃあ、クソ寒い日に乗っていれば車が羨ましくもなります。暑い日だってそうです。クーラーが無いどころか、唯でさえ気温が高くて暑い日に、晴れたら日光が暑い、その上エンジン抱えて走って、アスファルトの照り返しで、4重苦で暑いんですよ。
寒くても暑くても辛いんだから、まさに不完全な乗り物ですよ。
そんな乗り物に乗りたいっていうのは、正気の沙汰ではありませんよね。
だからこそ、見ず知らずのライダーはすれ違う時に挨拶します。 所謂 『ТОВАРИЩ』 というやつです。 (最近、地味にロシア語が読めるようになってきて嬉しい。読めるというよりは、キリル文字が読めるっていうだけだけど)
とにかく、車じゃ駐車場で隣り合っても、むしろ敵視するくらいの勢いの輩が多いですよね。
しかしライダーは違うのです。 ライダーは、隣り合えば挨拶や、時には 「君のそのバイク・・・」 などといった楽しい会話すら出来ます。
バイクは危険だというのは、認めます。 速度域は尋常じゃないし、常に死神とタンデムしてるようなものです。
でも、だからこそやめられない。
そうそう、そういえばキツネを見ました。
でもあんまり寒いもんだから余裕が無くて、通り過ぎた後で気が付きました。
なもんだから、ちょっと後悔。 最近、キツネ見てないなあ。
東京行ったら、キタキツネなんて居ないし・・・ アカギツネは茶色だし・・・
まぁいいか。
とにかく、今日は楽しかったです。約2週間ぶりに乗りました。
結局、155キロの道程。 帰宅は9時なので、かなりゆっくり走ったことになりますね。 まぁ事実ゆっくり走ったのですが、マスツーリングだとゆっくり走っても楽しいから好きです。
ではまた。
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2010年5月29日(土)20:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日常 | 管理
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